今回は範囲指定をする引数をメインに取り上げています。
確認しているマイクラのバージョンは1.13.1です。
ターゲットセレクターについては下記ページを参考にして下さい。
【マイクラ】コマンドで使うターゲットセレクターの種類について
【マイクラ】コマンドで使うターゲットセレクターの種類について
引数とは
ターゲットセレクターの後に記述することでターゲットの基準をより細かく設定付けることができます。
書き方は以下の通りです。
@e[引数=値,引数=値]
ターゲットセレクターの後にスペースを入れずに続けて[ ]を書きその中に引数を記述していきます。
別の引数を同時使いたい時は「,」で区切って続けて書きます。スペースは使いません。
書き方は以下の通りです。
@e[引数=値,引数=値]
ターゲットセレクターの後にスペースを入れずに続けて[ ]を書きその中に引数を記述していきます。
別の引数を同時使いたい時は「,」で区切って続けて書きます。スペースは使いません。
ターゲットセレクターで使える引数一覧
| 選択基準 | 引数 |
|---|---|
| 座標 | x y z |
| 半径 | distance |
| 範囲 | dx dy dz |
| 数 | limit |
| 経験値 | level |
| ゲームモード | gamemode |
| ソート | sort |
| エンティティの名前 | name |
| エンティティの種類 | type |
| X軸(縦)を中心とした向き | dx_rotation |
| Y軸(横)を中心とした向き | y_rotation |
| スコア | scores |
| スコアボードのタグ | tag |
| チーム名 | team |
また引数に続けて入力することでより細かく条件を付けることができる以下の演算子も合わせて覚えるとできることの幅が広がります。
| 意味 | 引数 |
|---|---|
| 一致 | = |
| 一致しない | =! |
| aのみ | a |
| a~bの範囲 | a..b |
| a以上 | a.. |
| b以下 | ..b |
コマンド実行座標を指定する引数
[x=a,y=b,z=c]
例えば /kill @p のコマンドを実行します。
すると@pは一番近いプレイヤーを指すので、コマンド実行者のプレイヤーがキルされます。
ですがこの引数を使い座標を指定することで、コマンド実行の座標を変更することができます。
/kill @p[x=500,y=60,z=500]
上のようなコマンドを実行すると、実行座標が変更され、座標500.60.500の場所から一番近いプレイヤーがキルされます。
コマンド実行座標を指定する引数
[distance=a]
コマンドを実行した座標を中心に球状に半径ブロックを選択します。
以下は例です。
| 引数 | 説明 |
|---|---|
| distance=10 | 半径10ブロック目にいるものを範囲対象にする。 |
| distance=3..10 | 半径3ブロック目~10ブロック目の範囲内を対象にする。 |
| distance=3.. | 半径3ブロック目以上を範囲対象にします。 |
| distance=..10 | 半径10ブロック以内を範囲対象にします。 |
/give @p[distance=..20] diamond_pickaxe 1
上のコマンドを実行すると、コマンド実行座標(プレイヤー)を中心に球状20ブロックの範囲内にいるプレイヤーにダイヤモンドのツルハシを与えます。
前述の座標指定の引数xyzと合わせて使うと、特定の場所にいる特定範囲のプレイヤーにアイテムを与えるという事も出来ますね。
直線的に範囲を指定する引数
球状の範囲を指定したdistanceとは違い、こちらは直線的な範囲を指定できます。
コマンド実行座標(または指定された座標)を基点にdx=東西、dy=高低(上下)、dz=南北の座標を使って範囲指定します。
以下にいくつか例を書いてみると、以下のようになります。
dx=10 コマンド実行座標から東に10ブロックの範囲を指定します。
dy=10 コマンド実行座標から上方向に10ブロックの範囲を指定します。
dz=10 コマンド実行座標から南に10ブロックの範囲を指定します。
これを組み合わせることで広い範囲を指定します。
dx=10,dz=5 コマンド実行座標から東に10ブロック・南に5ブロックの範囲を指定します。
dxとdzしか指定していないので平面的な範囲指定になります。形で言うと長方形ですね。平らな場所で使うにはいいかもしれません。
これに上下(高低)の範囲指定を意味するdyを追記すると直方体の形で範囲指定することができます。
/give @a[dx=10,dy=5,dz=15] apple 5
コマンド実行座標から東に10ブロック、高さ上に5ブロック、南に15ブロックの範囲内にいるプレイヤーにリンゴを5個与えます。
コマンド実行座標(または指定された座標)を基点にdx=東西、dy=高低(上下)、dz=南北の座標を使って範囲指定します。
以下にいくつか例を書いてみると、以下のようになります。
dx=10 コマンド実行座標から東に10ブロックの範囲を指定します。
dy=10 コマンド実行座標から上方向に10ブロックの範囲を指定します。
dz=10 コマンド実行座標から南に10ブロックの範囲を指定します。
これを組み合わせることで広い範囲を指定します。
dx=10,dz=5 コマンド実行座標から東に10ブロック・南に5ブロックの範囲を指定します。
dxとdzしか指定していないので平面的な範囲指定になります。形で言うと長方形ですね。平らな場所で使うにはいいかもしれません。
これに上下(高低)の範囲指定を意味するdyを追記すると直方体の形で範囲指定することができます。
/give @a[dx=10,dy=5,dz=15] apple 5
コマンド実行座標から東に10ブロック、高さ上に5ブロック、南に15ブロックの範囲内にいるプレイヤーにリンゴを5個与えます。
ターゲットセレクターについて興味のある方はこちらの記事を参考にして下さい。
【マイクラ】コマンドで使うターゲットセレクターの種類 Ver1.13~
ターゲットセレクターで使える引数について、他の記事はこちらからどうぞ。
【マイクラ】ターゲットセレクターで使える引数:数と名前 Ver1.13~
【マイクラ】ターゲットセレクターで使える引数:視点とスコア Ver1.13~
